レッドビーシュリンプはその模様の表現や色の濃さで様々なグレードがあり、それによって価値や価格が異なります。自分でグレードアップのために選別を行うには水槽が何本も必要です。しかし自宅にレッドビー水槽が人はグレードアップは望めないのかと言うとそうでもありません。表現の固定は難しいですが、色の濃さとしてのグレードアップはサテライトを使うことで水槽一本でも十分に行えます。
材料・必要なもの
- 飼育環境が整ったレッドビー水槽
- サテライト(中サイズ)×2
手順
- 100匹程度の数のレッドビーシュリンプを飼育維持している水槽がある前提ですが、その水槽にサテライト(中サイズ)を2個セットし、好みに合わせてサテライト内の環境を作ります。私は吸着系のソイルを1cm程敷き、小さな流木とウイローモスを入れて、アマゾンフロッグピットを浮かべています。
- 次に、サテライト2つをそれぞれA、Bとし、本水槽から上位10位くらいまでの色の濃い個体をサテライトAに入れ、下位10位くらいまでをサテライトBに入れます。全体で100匹と考えた場合、サテライトAに10%、サテライトB10%というのを目安にして良いと思います。
- サテライトAの中の個体が抱卵したら本水槽に戻し、本水槽の中の抱卵していない個体で最も色の濃い個体をサテライトAに補充します。サテライトBの個体はオークションで選別漏れとして売ってしまっても良いし、そのまま飼育しても良いですが、常に本水槽とサテライトB合わせた全体の個体の中で下位10位がサテライトBに入っているように入れ替えを行い続けてください。サテライトBの個体が抱卵しても本水槽に戻してはいけません。
- これを続けていれば水槽全体の個体のグレードがどんどん濃いものに淘汰されて行きます。
コツ・注意点など
- 表現別でこれを行う場合は、表現毎にこの仕組みの水槽を用意する必要があります。
- どこかのタイミングで、違うレッドビーを投入しなければ血が濃くなって小さくて弱い個体になって行きます。