小説の書き方(タブー)

小説の書き方にはタブーとされるものもあります。革新を気取ってあえてタブーに触れる方もおられる前に、なぜタブーとされるかを学んでおきましょう。

人称をころころと変える

一人称と三人称を文中で変えると、読み手には分かりづらく混乱させてしまいます。
基本的に人称は最初から最後まで一定していたほうがよいでしょう。
どうしても人称を変えたい場合は明示的に話を区切るなどしないとなりません。

回想

話の途中で回想をいれるのはやめましょう。これもまた読み手に混乱を与えやすいです。
長々と回想をしたら、話のリズムも崩しやすく有効とは言えません。

設定に懲りすぎない

しっかりとした設定は話を面白くします。でも、それは技術を培った人の話。
技術もなく設定に懲りすぎても、生かされずに終わりです。
大抵の場合、設定に懲りすぎる人は話の始まりから延々と設定ばかりを吐露して、本題に入る前に読み手が逃げてゆきます。
まずは設定よりも最低限の技術を学んでからにしましょう。

同じ表現を繰り返し使う

安易に同じ表現を繰り返し使うのはやめましょう。文章が単調になってしまいます。
たとえば「食べる」という表現の場合
・食べる
・口にする
・ハシをつける
・味わう
・召し上がる
・かきこむ
・たいらげる
・つつく
などたくさんあります。必要に応じて使い分けたり、同じ表現を使わないようにしましょう。

まとめ

書き方でタブーとされるものはきちんと理由があります。あえてタブーに触れるなら、その欠点を覆す程度の実力を持ってからにしましょう。

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