天ぷらのおいしさは、衣が“サクサク”に揚がっていることですよね。しかし、上手に揚げるのはなかなか難しいものです。
天ぷらをおいしく揚げるポイントは、材料に合わせた下処理をしっかりした上で、「衣作り」と「揚げ方」を上手に行うことです。
マスターして、“サクサク”な天ぷらを揚げられるようになりましょう。
天ぷらをおいしく揚げるポイントは、材料に合わせた下処理をしっかりした上で、「衣作り」と「揚げ方」を上手に行うことです。
マスターして、“サクサク”な天ぷらを揚げられるようになりましょう。
■衣作りのポイント
まずは材料の下ごしらえです。
材料となる粉は、粘りの少ない薄力粉を使用します。また粉は、
あらかじめ冷凍庫で冷やしておくと、グルテンの粘りが出難くサックリした衣に揚がります。
粉を溶く卵と水(氷水)も冷蔵庫で、粉の粘りを出さないようによく冷やしておきます。
衣の基本の配合は、粉1カップ(100g):卵1個と冷水で1カップです。
また水の代わりに、ビールや発泡酒を使うとベーキングパウダーと
同理由で衣がカラッと揚がります。
―薄力粉100gに対し、ベーキングパウダーや重曹を小さじ1杯弱加えると、
加熱時に炭酸ガスが発生し、余分な水分も一緒に蒸発させてカラッと揚がり、
冷めてもベタッとし難くなります。
粘りの少ないコーンスターチや片栗粉を加える場合は2割を目安にしましょう。
衣を混ぜる時は、卵水の中に粉を加え(逆にしないよう注意)、
粘りをださないように太い箸を使ってダマが残る程度にザックリ混ぜます。
■さあ次はいよいよ揚げるコツです。
※揚げる時のポイント
1. 古い油は重くてカラッと揚がりません。 また、油の量が少なくても
温度が下がりやすくなりますので、油の深さは最低5cm以上は必要です。
2. 揚げる温度の目安は、青菜や葉野菜は160~170℃、
根菜・果菜・きのこ類は170~180℃、魚介類は180~190℃です。
3. 1回に揚げる量は、温度が下がらないように表面積の半分位にとどめましょう。
4. 揚がった天ぷらは、重ねないように立てて、しっかりと油を切りましょう。
これでいつもの天ぷらよりカラッと揚がったものが出来るはずです。