【天体観測】一等星を覚えよう

星座を見つけるときの目印となるのが明るい一等星。覚えておいて損はないはずです。

たくさんの星の中から星座の形を見つけるのは困難です。
ではどうすればいいか? 答えは一等星を覚えることが一番の近道です。
え? 一等星なんていちいち覚えてられない? そんなことはありません。だって一等星はたったの二十一個しかないんですから。
次に明るい二等星でも六十七個、三等星でやっと百を越えて百九十個。四等星からは一気に増えてゆきますが、ここらになると明るい都市部では肉眼で捉えるのは厳しいでしょう。
それにこれだけあるうちの半分は地平線の下で見えません。だから、実際はそこまで多くの星を覚える必要はないんです。

二十一個の一等星

では、一等星にはどんなものがあるのでしょうか? 色と名前は下のとおりです。

白色:シリウス、カノープス、ベガ、アルタイル、デネブ、フォーマルフォート
橙々:アークツゥルス、ボルックス
黄色:ケンタウルス座α、カペラ
黄白:プロキオン
青白:リゲル、アルケナル、ケンタウルス座β、レグルス、スピカ、南十字座α、南十字座β
赤色:ベテルギウス、アルデバラン、アンタレス

聞いたことのある名前も多いのでは?
ベガ、アルタイル、デネブなんかは七夕で、アルデバランやアンタレスなんかは黄道十二星座のおうし座、さそり座でおなじみですね。
どうです? 知らないようで知っているものです。興味が出てきたら、夜空で探してみてください。すぐに見つかりますよ。

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