ハーブとしても有名なタイム。実用の意味もこめて育ててみませんか?
手順
- ・植え付け
タイムは苗を買うか、さし木で増やします。
つぼみのついていない枝の中で、表面が木のように茶色く硬い枝を選びます。それを10cmほど切り取ります。
切り取った枝の下の葉を取り除き、水につけて吸水させます。
3cmほど土に挿します。
根が出るまでは直射日光を避け、水を切らさないようにたっぷりとあげます。根がでたら植え替えをしましょう。
成長が早く、ほっておくとすぐに根づまりをおこします。鉢の底から根が伸びてきたら、一回り大きな鉢に植替えをしましょう。 - ・育て方
日陰でも育ちますが、できれば日当たりのよいほうがいいでしょう。風通しの良い場所が理想的です。
水は表土が乾いてから。さし木をしたときはたっぷりと水を切らさないようにする必要がありますが、育ってからはむしろ乾燥気味の方を好みます。特に冬場は成長が鈍いのでさらに少なめでも平気です。
寒さに強いので外でも防寒せずに育てることもできます。しかし、霜のせいで葉が黒ずむこともあります。ハーブとして使うなら、見た目が悪いのは嫌でしょうから室内の方が安心です。 - ・お手入れ
葉が茂り風通しが悪くなると、葉が枯れることもあります。特に高温多湿になると起こりやすいです。
梅雨前と冬前に枝全体の三分の一を刈り込みましょう。特に冬前に行うと春に新しい芽をたくさんだします。 - ・病害虫の注意
自らに殺菌、殺虫作用があるので特に病害虫を気を付けることはありません。 - ・利用方法
肉の煮込み料理に枝ごと入れてにおい消しや香り付けに使えます。乾燥した枝はリースなどにも使えます。