地面一面に咲き乱れる芝桜。春の緑に似合うこの花を育ててみませんか?
手順
- ・植え付け
花が咲いたあとの5~6月くらいに行います。土は水はけの良い、やや乾燥気味のものを好みます。土には肥料を少し混ぜておくと良いでしょう。
茎の節から根が出ているので、親株から切り離して好きなところに植え付けましょう。
かなり頑強な性質をしているので、多少、乱雑でも大丈夫です。怖がらずに思い切りやりましょう。
よく広がるので株と株の間隔は充分に、15~20cmほどとります。 - ・育て方
日当たりの良い場所で育てます。日光が充分でないと茎がひょろひょろになり、花付きも悪いです。
表土が乾いたら、たっぷりと水を与えましょう。乾燥に強く、湿度に弱いので多少、与える間隔を控えめにしても大丈夫です。
寒さに強いので特に防寒などは必要ありません。「水はけ」、「風通し」、「日光」の条件が揃えば、ほっておいても育ちます。 - ・お手入れ
同じ場所で育て続けていたら、株の上から土をかけてすりこむようにならす必要があります。茎の下半分が土に埋まるくらいが適量でしょう。
育てて3~4年もすると、株元の茎が硬くなり、花付きもわるくなってきます。老化現象なのでどうしようもありません。気になる場合は、その部分を抜き取って、新しい苗を植え直すなどをしましょう。
株が密生して風通しが悪くなると、下の葉っぱが枯れてしまうことがあります。こみあっていたら、適当に間引いて風通しを良くしましょう。
なお、芝桜という名前ですが、踏みつけには弱いので芝生のような使い方はできません。 - ・病害虫の注意
夏場に乾燥するとハダニが発生することがあります。適度に水をまいて乾燥のしすぎを防げば、ハダニを予防することができます。