キツネノテブクロの別名を持ち、小さなロート状の花をたくさんつけるジギタリス。ちょっと変わったこの花を育ててみませんか?
手順
- ・種まき
種まきは5月頃におこないます。発芽に適した温度が20~25度なので、寒いと発芽してくれません。品種によっては9月ごろにタネをまくものもあります。一年草の場合は9月、二年草の場合は5月と覚えておけば大丈夫です。
タネは発芽に光を必要とするのでごく浅く、土を軽くかぶせる程度にしましょう。
土は水はけの良いものにしましょう。腐葉土を少し混ぜてあげるとよく育ちます。 - ・育て方
表土が乾いたら、たっぷりと水を与えます。やや乾燥した土壌を好みますが、水はけの悪い土壌は嫌います。過湿が続くと根腐れをおこすことも。もっとも成長期はたくさん水を吸うので極端に与えすぎなければ大丈夫でしょう。
冬場は水やりを少なめにします。
肥料は特に必要ありません。
日光を好みますが、暑さには弱いので夏場は風通しの良い半日陰におきます。それ以外は十分に日光を浴びせましょう。
寒さに強いので防寒対策は必要ありません。 - ・お手入れ
花が咲くのは種まきから1年後になります。じっくりと待ちましょう。
鉢の中がいっぱいになったら植え替えをします。行うのは11月ごろ。比較的根づきやすいです。
花茎が長くなるタイプのものは倒れないように支柱を立てて支えましょう。
花が咲き終わったら花穂は切り落とします。ほっておくとタネをつくるのに栄養をとられてしまいます。また切っておくとうまくいけば、新しい花をつけることもあります。
まとめ
寒さに強く、暑さにやや弱い花です。病害虫にも強く、肥料もいらないので育てやすい花なので是非とも育ててみてください。