ヒイラギのような形の葉とナンテンのような樹姿をもつヒイラギナンテンの育て方です。
手順
- ・タネまき
タネは熟した果実から取り出したものをすぐに植えます。タネを手に入れたのが冬になってしまったら、乾燥させないように注意して3月頃にまきます。
さし木の場合は、7~8月頃に行います。枝の先端を15cmほど切り取り、土に挿します。わりと根付きやすいので苦労することはないと思います。
なお、土は腐葉土を含んだ水はけのよいものが良いです。 - ・育て方
置き場所は日当たりの良い場所か、半日陰くらいで。西日や強い風の当たるところは避けたほうがいいです。
日陰に強く、十分に育ちますが日照不足になるとやや成長に問題がでてきます。半日くらい日が当たらないと紅葉は楽しめません。
また、寒さには強くないので寒い場所は避けましょう。
鉢植えの場合は表土が乾いたら、たっぷりと水を与えます。日当たりの良い場所で育てているとき、開花時期はよく水を吸って表土が乾きやすいので気をつけます。
地植えなら夏場と若いうちに水をしっかりとやる必要はありますが、それ以外は特に問題ないでしょう。 - ・お手入れ
花が咲き終わったら、花穂を付け根から切り取ります。そのままにしておくと栄養を実を作る方に持っていかれてしまいます。
枯れた枝葉もすぐに取り除きましょう。
成長はゆっくりとしていて、それほど枝もはらないので、特に刈りこむ必要はありません。枝葉が密生して雑然となったら、太い枝を間引くように切り取るといいでしょう。 - ・病害虫の注意
高温で湿度が高い環境の場合、うどんこ病になりやすいです。葉に小麦粉をまぶしたような白いものがついたら、殺菌剤を撒いておきましょう。
さし木をしたとき、さした土の殺菌が不十分だと、立ち枯れ病になることがあります。発生したら、その株は抜き去り、土をまんべんなく日光に当てて消毒しましょう。