【映画】監督収入よりマーチャンダイジングを選んだ監督


映画『スター・ウォーズ』の監督ジョージ・ルーカスの話の紹介

スター・ウォーズ製作時、監督としての収入は、当時の日本円にして約5,000万円であった。
20世紀フォックスは、監督料の上乗せをしようとしたが、ルーカスはこれを受け取らなかった。
代わりに続編の制作権、出版権、サウンド・トラックの権利、マーチャンダイズ(関連グッズ)の権利等
映画がヒットしなければ屑にしかならない種々雑多な付属物を要求した。
なぜ監督料の上乗せの話に乗らず、マーチャンダイズ(関連グッズ)の権利等
を要求したのか?と20世紀フォックスは思った。
なぜなら20世紀フォックスは1967年に『ドクター・ドリトル』を劇場公開した際
アメリカ最大のおもちゃ会社であるマテルと共同で、時計、帽子、薬箱キットといった
ドリトル・グッズを展開したことがあった。しかしこの映画がコケて、おもちゃもコケた。
関連グッズの在庫の山を築き上げたフォックスは、何故ルーカスがとりわけマーチャンダイズ権に固執するのか理解できなかった。
でも結果はご存じの通り、『スター・ウォーズ』全6作(特別篇、ビデオ、DVD収入を含む)よりもはるかに上回る結果となった。

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