怖い怖いといわれるフェレットの三大疾患のうちのひとつ。
副腎腫瘍。
それほど怖いと思わないための経験録。
(経験録なため医療的に正しいとはいえません、個体差があります)
副腎腫瘍。
それほど怖いと思わないための経験録。
(経験録なため医療的に正しいとはいえません、個体差があります)
手順
- まず、メスの場合。
とくに、副腎疾患ですよ。といわれても諦めないことが大事です。
なんといっても脱毛以外でとくに症状がないことがほとんどです。
副腎腫瘍が直接の起因で死ぬということはめったにないとメスの場合では思ったほうがいいかと。
(ただし、直接のということです。副腎と脾臓の肥大は気になるので必ず定期的な検査は必要) - オスの場合。
脱毛やマウンティングが出ますが、メスの副腎疾患よりも問題視されるのは「前立腺」の問題です。
排尿の困難などの比較的致命傷があるのでメスと同じように定期的な検査がもっと必要となります。
副腎疾患、フェレットをみているドクターの中で治療というとチョイスは二つに分かれます。1・副腎そのものをとってしまう方法→その後のリュープリンなどの投与が一生続きます
2・リュープリンをずっと継続的に注射していく方法どちらにせよ「リュープリン」投与、というチョイスが必要となるわけですが。
上に上げたように、副腎疾患が直接の死因となることは本当にマレです。
(のべ15匹ほどのフェレットを飼育、副腎疾患が直接の原因で身まかったのは今のところ0匹)
フェレットにとって脱毛はあまり気にしなくてよいレベルとなります。
発毛を促すためにはサプリメント(メラトニン)日光の調節、といった簡易的方法でも維持がかなり可能です。
なので、まずは飼い主があせらないこと。
リュープリンを最初から投与することで、効果が薄れていく可能性も否定できないくらい
フェレットはかなり以前より寿命が延びています
(現在最年長八歳直前ですが、平均的に七歳から八歳半くらいまでは積極治療をしなくてものんびり生きます)
まとめ
医療の技術も進歩していて治療もいろいろチョイスできるようになっていると思われます。
副腎腫瘍はすでに、「逃れられないナニカ」として諦めてもある意味「一病息災」となる。
そう思っています。