【美術】印象派の由来

モネの睡蓮などで有名な印象派絵画。学校の授業で見たこと、聞いたことがあると思いますが、なぜ印象派と呼ばれるようになったんでしょう。

「なんとも抽象的な絵…」などという時、もちろん有名な画家が描いた絵を指すこともあるが、ほとんどの場合「落書き」ということだったりもする。

モネなどの画家が属していた集団の名前を「印象派」という。

実はこれも同じような意味で使われていた。

印象派という名前の由来はモネの初期の作品「印象、日の出」というものから来ている。
1874年の展覧会(後に「第1回印象派展」と呼ばれる)に出品された。

この展覧会は30人の仲間が集まって開いたもので、モネは5点出品している。

その中の「印象、日の出」という絵は、ル・アーヴルの港を描いたものだが、「印象を書いただけ」という激しい非難を受けた。

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その当時、絵画とは写真のように重厚なものが理想とされており、主題も歴史や神話、聖書などの場面が選ばれ、写実的で落ち着いた色使いがもてはやされていた時代。

モネの絵が「落書き」だと言われても仕方がなかったのである。

悪口でしかなかった「印象派」はかなりの時間を要してやっとのことで、現在の「絵画の理想」として定着したのである。

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