【美術】初心者向けのイラスト基礎理論(右脳で描く)

絵の描き方として大事なのはとにかく描くことと言われます。確かにそれで技術はつくでしょう。でも、それだけで上手くなるのは才能がある人だけです。ただ漠然と描くのではなく、しっかりとした練習方法で描いてみませんか?

よく芸術家は右脳が発達しているといわれますね。左脳は計算などの論理的思考が、右脳はイメージをとらえるのが得意だからです。
なので美術を志す人はまず右脳を使って描くことを教えられます。

でも、いきなり右脳を使って描けといわれてもどうすればいいかわからないのではないでしょうか? 何かを考えるときに右脳や左脳をきっちりと使い分けるなんて無理な話です。
じゃあ、どうすればいいかといえば、まずは何も考えないで自由に絵を描くことです。子供の頃は紙の大きさなんて考えもしないで描きたいように描いていましたよね? それと同じです。まずはそこに立ち戻ることから始めてください。

見たものをそのまま描くのもいいです。想像したものをそのまま描くのもいいですね。このとき、上手い下手なんて考えないでひたすらに筆を走らせます。

この感覚を覚えて、今度は風景をじっくりと見ましょう。五分から十分、じっくりと見て覚えてください。
何がどこにあるとか、あれの隣はあれだとか、そんな覚え方はしないように。景色そのものをそのまま記憶します。
時間になったら、今度は景色を見ないでそれを紙に描きましょう。覚えていないところは輪郭だけでもいいので描いてゆきます。最初に描いたときのように余計なことは考えないでひたすらに筆を走らせましょう。

はじめのうちは景色も何も曖昧なものしか描けないかも知れませんが気にしないで繰り返しましょう。景色をイメージとして捉えることが右脳のトレーニングになるのです。この景色を覚えるとそれを記憶を頼りに描くことを繰り返してゆけば、だんだんと右脳で描いてゆく癖がつきます。

技術的なものの前に、まずはこういった描き方を覚えてしまいましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です