写真はバランス


よく街角や公園、名勝で写真を撮っている人を見かけます。ほとんどといっていいほどの人たちが、カメラを「片手に」、一所懸命「どアップ」で写真を撮られています。そんな写真は、後から写真を見返すと何のことか分からない写真になっていることはありませんか?
写真はバランスを考えて撮らないと意味がありません。写真を撮る前に、何をどうとるのかを良く考えてからシャッターボタンを押すように常にこころがけていくべきでしょう。写真を撮るときの心構えについてです。

京都の有名なお寺のきれいな場所で、うれしそうな顔をして写真を皆さん撮っておられます。

きれいな木の真下までわざわざ行って、きれいな葉っぱや花を「どアップ」でとられています。
そもそも写真を撮る目的は、その場合、日ごろ接していないところでその情景を撮って、後からこんな場所にこんな良いものがあったと見返すことができるようにすべきです。

しかしながら、どアップで撮った写真はどうでしょうか?どこの花屋でとったか、植物館で撮ったかといった図鑑写真になってしまいます。もはや良い場所とか思いではありません。

写真はバランスを考えて、周囲や特徴、その場所でしか見られないものをバランスよく撮るべきです。したがって、撮った写真の意味をその場で考えてください。考えずに、直感とかで撮るとだめです。あとは、きれいなものがあったら、そこには近づかないで、遠くから撮ることです。

遠くから撮ろうとすると、どうやって撮ろうかな??といった考えが自然と浮かんでくるものです。

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