ル・マン式スタート


レースのスタート方式の一つ。ル・マン耐久レースで行なわれていたことからこの名が付きました。

(1)コースにエンジンを切ったマシンを順(予選順などで)に並べ、その反対側の道路端でドライバーまたはライダーが待機。
(2)スタート合図でドライバーまたはライダーが自分のマシンにかけ寄りエンジンをスタートさせて走っていく。

まとめ

コースの片側に競技車を配置し、ドライバーはコースの反対側から駆け寄って乗車する。かつてこのレースにて1925年より用いられたスタート方法でありその名前の由来となっている。しかし、スタートを急ぐあまりシートベルトをきちんと締めないまま発進することがある。このスタート方法に対し危険性を常々訴えていたジャッキー・イクスは、1969年に開催された同レースで他の選手がマシンに向かって一斉に走って乗り込んでスタートしていく最中、歩いてマシンに向かって行き、きちんとシートベルトを締めてスタートすることでこのスタートへの抗議をしていた。尚、このレースで最後尾からスタートしたイクスは2位に130mもの差をつけて優勝した。これにより、ル・マン24時間レースでは1969年限りで廃止された。 1970年はドライバーが乗車したままコースの片側に斜めに停止した状態から合図とともにスタートする「変則ル・マン式スタート」となったが、1971年からは一般的なローリングスタートとなった。
現在では4輪車のレースではほとんど採用されておらず、むしろ2輪の耐久レース(鈴鹿8時間耐久ロードレースなど)にてよく見られるスタート方法になっている。
1925年から1927年までは「ドライバーが駆け寄って幌を上げてからエンジンを始動し走行し、20周経過までは幌を下げてはいけない」というルールだった。エンジン始動時の信頼性や自動車としての実用性を競う方法としては意味があったとも言える。

出展:wikipediaより

【参考画像】鈴鹿8耐決勝スタート
[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=HAq5WiAVojo]

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