本番に強くなるには

試験であれば「満点を目指そう！」
試合や発表会などであれば「100％や120％の結果を出そう！」と意気込みすぎないことです。

最高の状態を出そう！と最初に気合を入れればいれるほど、
試験や、試合、発表などが始まってすぐに何かミスをしてしまった時に
必要以上に焦ったり、落ち込むことになりかねません。

試験などでは、「合格ライン」というものがありますので、それを客観的に考えてみましょう。
例えば合格ラインが6～7割だった場合、満点が取れるように問題は構成されていないでしょう。
ちょっとやそっとは間違えても大丈夫だ、という意識で解けるものをしっかり解いていくよう
意識してみましょう。

プレゼンなど発表の場合は、自信がある見せ場をいくつか見つけておき、
その部分について結果が残せるように意識してみましょう。

自分ができるところ、自信のあるところを成功させることで、
本番中のマイナス思考や焦りが少なくなり、トータルで良い結果を出すことにつながります。

本番で起こる緊張の要因のひとつとして、
「いつもと違う環境」ということがあります。

・周りに人がたくさんいる
・はじめて行く場所で勝手がわからない
・いつもと違う道具を使う

など、いつもと違う環境に身をおかれることにより、
ふとしたことで集中力が途切れてしまうことも。

電車が遅延してギリギリで本番会場について心の準備ができなかったり、
試験で隣に座った人の鉛筆の音から自分の解答スピードと比較して焦ったり、
楽器と照明がいつもと違うだけで音がうまく出なかったり、

いつもと違うことによるミスは「こんなはずじゃなかった」と
精神的にダメージを受けることが多くなります。

本番会場に事前に行ってみたり、
本番と同じような緊張感を味わえる模試のようなものを受けてみたり、
本番で使う道具を事前に使わせてもらったりと、
本番の状態に近い状態に慣れておくことが本番に強くなる鍵だと思います。

本番中、どんなに気を付けてもうまくいかないことが起こる可能性はゼロではありません。

でも、それが起こったとき、本番が終わっていないのであれば
諦めないことが大切だと思います。
「もう、だめかな」と一度思ってしまうと、
集中力も途切れやすく、実力をだせずに終わってしまう可能性が上がってしまいます。

最後まであきらめなければ思わぬところで挽回できるかもしれません。
希望を捨てず、とにかく最後まで頑張ってみてください。