春頃に枝いっぱいの花をつけ、秋には赤い実をつけるサンシュユ。育てやすいのでいかがでしょうか?
手順
- ・植え方
種まきと接ぎ木で育てるのが一般的です。
秋に熟した果実から果肉を取り除き、種を取り出します。よく水洗いをしたら、すぐにまきます。春にまく場合は湿らせた砂に埋めて乾かさないように保管します。
発芽には時間がかかりますので気長に待ちましょう。
種から育てて2~3年経った苗は、接ぎ木の台木にできます。 - ・育て方
日当たりの良い場所でよく育ちます。半日も日が差すくらいでも充分です。
庭に地植えしたなら、特に何かをする必要はありません。勝手に育ちます。
鉢植えの場合は表土が乾いたら水をたっぷりと与えましょう。落葉期はやや乾燥気味で丁度いいです。 - ・お手入れ
花芽は短い枝の先端に付きますが、長く伸びすぎた枝にはつかない性質をもってます。なので、長く伸びすぎた枝を短く切り戻して整えるのが基本となります。
長い枝を切ることで余分な栄養をとられることもなくなり、花付きもよくなります。
根元から勢い良く伸びる枝や、花付きの悪い古枝は早めに切ってしまいましょう。
まとめ
基本的に育てるのに手間はかかりませんが、横に広がる性質があるので剪定が大事になります。
なお、果実は食用になりますが、家庭果樹用に品種改良されたショコラという品種以外はやめておいたほうがよいでしょう。そこまでおいしくありません。