倒立がうまくなる練習法


倒立はなんとなくできるけれど、
体操選手のようにきれいに静止をするのは難しいですよね。

私が高校時代、器械体操部に所属していたときに
教わった練習方法で倒立のコツをつかむことができたので、
その練習法を紹介します。

壁倒立の向き

学校の体育の授業などで、マット運動などをされたことがある方は、
壁倒立は一度は練習したことがあるかと思います。

その際、おそらく壁に向かって立ち、
壁の手前に手をついてつま先を壁につけて
倒立の感覚を練習する、という方法がほとんどだったと思います。

ところが、私が教わった壁倒立は、
壁に「お腹を付けて」倒立するものでした。
つまり、一般的にイメージされる壁倒立を反対向きに行うのです。

器械体操部での壁倒立の練習法

方法は次のように行います。

1.壁を背にしてしゃがんで両手をつき、
  壁の上の方に歩いていくような形で倒立の形をつくる。
  または、倒立したときに壁にお腹がむく方向で
  壁に沿って側転を行い、足が真上にきたところで
  壁に足をつけて倒立の形をつくる。

  器械体操部でははみな側転から倒立していましたが、
  直線状での側転ができないと難しいかもしれません。

2.倒立の状態で、ついている手を片手ずつ、
  少しずつ壁に近づけるようにずらしていく。

  ※必ず目線は自分の手をみるようにしてください。

3.手、肩、腰、足の先が一直線になった形が
  きれいな倒立の姿勢なので、その状態の感覚を覚えるようにする。
  コツは、自分の肩に体重がかかるように意識することです。

お腹を壁につける理由


壁に向かって倒立を行う場合、図を見るとわかるように
頭が出る分どうしても、足を壁につけると体が沿った状態になり、
倒立状態で静止するにはバランスの取れない姿勢になります。

その感覚が倒立だ、と思ってしまうことで
倒立で静止を行うことが何倍にも難しくなってしまうのです。

壁倒立をする場合には、向きを変えるだけで
倒立のバランスがよくなり、まっすぐ倒立をする感覚をつかめるので、
キレイに静止するためのコツをつかむことができますよ。

まとめ

倒立の練習を行う場合、不安な場合は
複数人交代で行い、思わぬ方向などに転倒しないようにしましょう。
マットなどを敷くことも効果的です。

また、練習の際は周りに人や物があると転倒したり、
足が当たってしまったり危ない場合があるので、
怪我をしないよう十分気を付けてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です