小さなラッパ状の花を咲かせるウグイスカグラ。春の庭を彩るのに最適ですよ。
手順
- ・植え方
タネまきの場合は、初夏に熟した果実から果肉を取り除き、すぐにまきます。タネは乾くと発芽しにくいので、春まで保管するときは湿らせた砂などに埋めておきます。
さし木の場合は3月ごろ。伸びた枝を先端から10~15cm切り取って、鉢に挿します。乾かさないように注意しましょう。
そのまま育てば、翌年には植え付けられます。それでも花がつくようになるのは、それでも3~4年はかかるでしょう。 - ・育て方
日当たりの良い場所で育てます。日陰でも育ちますが、しっかりとした育ち方はしてくれません。
土は水はけのよい方が適してますが、わりとどんな環境でも育ちます。
肥料なども特に必要としません。地植えなら、夏以外は特に水に気をつけるほどのことはありません。 - ・お手入れ
古い枝を剪定する必要があります。適期は葉の落ちる1~2月ごろ。
古い枝は花付きも悪く、新しい枝の成長にもよくないので切っておくほうがよいでしょう。
それ以外の剪定は特に必要ありません。自然にまとまります。
目立った病害虫の被害もないので、年に一度、古い枝を剪定するくらいしかやることはないでしょう。
まとめ
ウグイスカグラは大して世話を焼かなくとも花を楽しませてくれる手のかからない子です。また、その実はとてもおいしいです。見てよし、食べてよしと揃っているので是非とも育ててみてください。
ただし、ウグイスカグラとよく似た実をつける猛毒の植物もあります。育てたものがウグイスカグラか、ちゃんと確認してから食べるようにしましょう。