春には花を、秋には紅葉を楽しませてくれるハナミズキ。日本の気候にあっているのでとても育てやすいですよ。
手順
- ・植える
種は、秋に熟した果実から取ります。果肉を取り除き、水洗いをしたものを冷蔵庫で保管しておきます。
種まきの時期は2月ごろ。川砂にまいて土を薄くかぶせます。
ただし、この場合、花が咲く大きさになるまで6~7年はかかってしまいます。
接ぎ木の場合は3月頃に行います。接ぎ木を行った株は根付くまでは全体を腐葉土や土で覆い、乾燥を防ぐようにしましょう。
種まきで育てたものを台木に、接ぎ木を行うのが一番やりやすいでしょう。 - ・育てる
置き場所は日当たりの良い場所。ただし、真夏に直射日光が照りつけるような場所は弱ってしまいます。午前中は日当たりが良く、午後は日陰になる場所くらいが丁度良いでしょう。どうしても丁度よい場所がない場合は、陽が照りつけても乾燥しないように、株元に藁をしくなどして乾燥を防ぎましょう。
寒さには強いので、冬場は特になにもしなくても平気です。
表土が乾いたらたっぷりと水をあげます。特に夏場は乾燥させないように注意しましょう。
冬はほとんど水やりの必要はありません。週に一回もあげれば充分でしょう。 - ・お手入れ
若木は枝もよく伸びます。長く伸びすぎたり、日当たりが悪くてひょろひょろになった枝には花がつきにくいので切り落としてしまいましょう。枝を切るのは葉が落ちきった頃、12月~2月くらいまで。
木が大きくなれば、自然に枝の伸びもゆっくりになります。内側に向いて生える細かい枝は勝手に落ちるので、特にお手入れは必要なくなってきます。
実をつけるとそこに栄養を取られるので、早めに取っておいてもよいでしょう。