春に黄色い花を一面に咲かせる姿は圧巻の菜の花。春の代名詞とも言える花を、育ててみませんか?
手順
- ・種まき
種まきの時期は9~11月ごろ。庭やプランターに直接まきます。土はよほど乾燥しやすい場所でなければ大丈夫です。
植え替えには向かないので、最初から育てる場所を決めておく必要があります。菜の花の根はゴボウのようにまっすぐに育ち、細かく枝分かれしません。この太い根を炒めると根付いてしまないからです。
まくときの苗と苗の間隔は5~6cmで良いでしょう。少し混みいったほうが緑と黄色のコントラストが鮮やかです。 - ・育て方
日当たりを好むのでしっかりと陽の光にあてます。
冬を越す必要がありますが、とても寒さに強いので特に防寒対策は必要ありません。霜にあたっても枯れません。むしろ、冬の寒さに当てないと春に花が咲かないので、出来るだけ外で管理しましょう。
霜には強いといっても、霜柱で土が持ち上がると苗が持ち上げられて枯れることがあります。腐葉土などで霜よけをしておいたほうがよいでしょう。
庭で育てているとき、よほど乾燥しない限り、水はほとんど必要ありません。
プランターで育てているときは表土が乾いたら、たっぷりと与えましょう。 - ・お手入れ
冬の寒さに当てないと、春になっても開花しません。冬は室外で育てておきましょう。
花が咲くのは3~5月になります。その前の2月頃に少し肥料を与えておきます。 - ・病害虫
菜の花はアオムシがつきやすいです。ほっておくと葉っぱを全て食べられてしまいます。アオムシを見つけたら、捕まえて遠くに放してあげましょう。
殺虫剤で駆除するのも良いのですが、アブラナ科の植物にはあまり良くない成分が含まれていることがあるので、出来るだけ避けたほうがよいでしょう。
コツ・注意点など
- 冬の寒さにあてないと花が咲かない
- 植え替えをしない