明るい花と縁起の良い名前から、お正月の鉢物として人気の高い福寿草。庭の彩りに加えてもオシャレですよ。
手順
- ・福寿草のお手入れ
福寿草は名前の縁起の良さから、師走の頃に購入される方も多いでしょう。こうした鉢で売られているものは、新年にあわせて開花するように調節されたものになります。なので、自然のものはもう少し遅い2~4月が開花となります。
観賞用に花を咲かせたいのなら、日の当たる窓辺などに置いておきましょう。福寿草は日光が当たると開花し、陽が沈むと花が閉じる性質を持ってます。日の当たらない場所では花が咲きにくくなるのです。あと寒さに強い品種といえど、あまりに寒いとさすがに枯れてしまいます。気をつけましょう。
水やりの頻度は表土が乾いたら。特に花が咲いているときは水分が失われやすいので水の管理には気をつけましょう。
花後、茎葉が伸びてきたら庭に移し替えるタイミングです。根を傷つけないように気をつけて。
夏場は半日陰において休眠させます。 - ・増やし方
福寿草を増やしたい場合は、株分けか種まきでできます。
株分けの仕方は植え替えのタイミングとなる11月頃に行いましょう。根を傷つけないように深く掘って、一株5~6株くらいに分けて。あまり細かく分けすぎると育ちにくかったり枯れたりします。堆肥をすき込んだ用土に根が乾かないように手早く植えましょう。
種まきの場合は、採ったらすぐに蒔きましょう。 - ・病害虫の注意
病気としては白絹病。虫害はナメクジ。
白絹病というのは夏に発生しやすい病気です。株元が白い糸のようなものに覆われてしまい、発育が悪くなり、最後には枯れてしまいます。発生したら残念ですがその株は取り除き、しばらく、その土を使わないようにします。
土中の微生物が原因なので、清潔な土の利用、土をよく耕して日光消毒するなどの予防が大事です。
ナメクジは春先からでてきて、若芽を食べてしまいます。ビールの飲み残しなどをコップに入れて捕獲するか、殺虫剤を撒きましょう。