【釣りの基礎知識】船釣りで気をつけるべきこととは?

漁港や磯、川辺や湖畔からの釣りでは、もちろん沖にいる魚を釣ることはできません。
船釣りは、普段釣れない魚を狙えることもあり、とてもワクワクするものです。
なかなかチャレンジする機会が少ない船釣りですが、どのようなことに気を付けるべきなのでしょうか?

釣りとマナー

釣りは、自然を全身で堪能できる素晴らしいレジャーとして、老若男女を問わずに幅広く親しまれています。
しかしながら、近年では新たな問題も発生しているのが現実です。

それは、釣り人のマナーの低下問題です。
釣り人が仕掛けのゴミや餌などを放置して帰ってしまう問題は、メディアでもたびたび取り上げられており、多くの人が見聞きしたことがあるのではないでしょうか。
ゴミを放置して少しずつ釣り場を汚してしまうことは、やがてみんなの釣り場での釣りが禁止されてしまう可能性もあります。

マナーの問題はモラルの問題。
ゴミだけは自分で持ち帰るようにし、自然を汚さないことはもちろんのこと、釣り場と釣り場周辺のエリアに敬意を払って釣りを楽しみましょう。

船釣りのマナーも基本的には同じ!

船釣りに初めて行く際、何か特別なことを注意しなければならないと考えがちですが、基本的には陸での釣りと守るべきマナーは同じです。
すなわち、ゴミはきちんと自分で持ち帰るようにする、他の釣り人の迷惑にならないように心掛けるといった基本的なマナーです。
船ならではの気をつけたいポイントとしては、船上は狭く足の踏み場も限られているため、ほかの釣り人の持ち物や仕掛けなどを踏んでしまわないように気を付けましょう。
喫煙者の場合、決められた場所で携帯灰皿などを用いて喫煙しなければならないなど、こちらも世間で一般的なマナーと同じです。

丘からは釣れない大物も!

船釣りの醍醐味は、丘からは狙えない魚を狙えるという点にあります。
狙いとは違う魚が釣れるということはよくあることですが、船釣りではこれが陸での釣りと較べて一段とよく起こります。
中にはマンボウを釣ったことがある人もいますし、運がよければ思いがけず超大物が釣れることもあります。
何が釣れるか想像がつかないワクワクも船釣りの大きな魅力なので、期待に胸を膨らませて挑んで間違いはないでしょう。
どのような仕掛けで何が釣れるのか、その場所ではどのような釣り方が一般的なのか、などの下調べはしておく必要がありますが、時には狙いの違う魚が釣れてしまうのもまた一興です。

皆さんも、マナーにだけ気を付けて、波に揺られながら、おおらかな気持ちで船釣りを堪能してみてください。