いきなりお茶会にお招きを受けて困ったことはありませんか?席への入り方、お辞儀の仕方、お菓子やお抹茶のいただき方を簡単に説明します。
手順
- お茶会に招かれた際、あまり露出の激しい服装や、じゃらじゃらと着飾る装飾品は、
避けたほうが無難です。必ずしも和装である必要はありませんが、できるだけ、
きちっとした格好ででかけるようにしましょう。野点の際は、軽装でも大丈夫です。 - 会場に入ると、まずは飾ってある書や花を愛でます。わからなくてもいいんです。
当主の心遣いを感じていただければよいのです。 - 次に席に着きます。茶室に座った場合には、当主が出てきて、挨拶をします。
その際には、自分の前に扇子をおき、挨拶をしてください。 - 次に、お菓子が回ってきます。隣の人に「お先に」と声をかけ、自分の懐紙を出し、
自分の分のお菓子を懐紙に載せます。次のかたにお菓子を回し、
自分の黒文字を出していただきます。野点の際は、一人ずつ配られることが多いです。 - 次に、お抹茶が来ます。そのときには、お点前が始まっているので、見ます。
一番席の方には、そのままその点前のお茶がふるまわれますが、
二番席からは、水屋の中で点ててきます。 - 自分の前におかれるとお辞儀をします。みぎてで静かに左手に乗せ、そのまま、茶碗を愛でます。
そのあと、正面をさけるように三度ほど回し、お抹茶をいただきます。最後はすいきりといって、
きれいに飲みます。自分ののんだあとの茶碗を指で少し拭き、また茶碗を愛でます。
茶碗を正面に戻して、自分の前におきます。 - そのあとは、お点前が終わると退席となります。