【美術】「新版画」のクールさにビックリしました

浮世絵の隆盛について調べていたら「新版画」というものに出会い、その美しさに引き込まれてしまいました。

葛飾北斎の冨嶽三十六景や歌川広重の東海道五十三次などのいわゆる浮世絵はみなさんご存知でしょう。

これらが数多く制作された江戸時代以降、浮世絵はどうなっていったのでしょうか。

それが気になって調べたところ、「新版画」というものがあるのを知りました。これは大正から昭和初期にかけて発展した木版画です。

浮世絵の制作過程は、まず絵師が絵を描き、彫師が版木を彫り、摺師が紙を刷って出来あがるのですが、「新版画」はこの江戸時代の浮世絵版画と同様の技法によって制作されたものです。
一時は衰退の一途にあった木版画を新しい手法で蘇えらせようとした人たちがいたのです。

それらの版画を一目見て、そのモダンさと美しさ、題材の新しさや構図の素晴らしさに衝撃を受けて感動してしまいました。

これまで歌川国芳の奇抜さとユーモアが好きで木版画に関心があったのですが、「新版画」というまた別の楽しみ方を見つけることが出来ました。

まとめ

これらの作品を見ていると、江戸から東京へ時代が変貌していったさまが感じられるような気がします。
展覧会などがあった時にはぜひ一度ごらんになってみてください。

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