【東洋のマチュピチュ】として人気化した別子(べっし)銅山跡

愛媛県新居浜(にいはま)市にかつて住友グループが銅を掘り出していた別子銅山の遺構が今も残っています。

ここは操業当時の繁栄をしのばせる面影を色濃く残していて、以前から隠れた名所としては知られていました。それが最近【東洋のマチュピチュ】と称されてからがぜん人気スポットになっています。かつて栄華を誇ったインカ帝国のマチュピチュ。それを思わせる風景が望める場所。それが別子銅山跡です。

住友グループが別子の山中で銅の採鉱を約300年にわたって続けていた時の産業遺跡です。往時には4000人近い人々が働いていましたが、閉山とともに人々は去り、あとに残ったのは山の急斜面にへばり付くようにして建てられた住宅跡や当時の建造物群だけでした。人々の姿が忽然と消え去った山中の巨大都市。まさに東洋のマチュピチュと呼ばれる所以です。

そこを訪れるにはまず道の駅「マイントピア別子」に立ち寄りましょう。ここを訪れた後にさらに一車線の細い山道を車で移動すると東平(とうなる)という場所につきます。この辺り一帯に遺構が散在しているのです。

索道場(採掘した銅をここへ集めてから搬出する場所)跡や、昔はインクライン(物資を運ぶ機械が設置されていた場所)だった長い階段、巨大な石積みの貯鉱庫跡や選鉱場の数々には圧倒されるはずです。また入れはしませんが坑道(トンネル)の入り口なども見ることが出来ます。

まとめ

人間の営みとは何なのかと思ってしまう程に、心が動かされる場所です。
注意点を2つ。途中の車道が狭いことと、現地には長い階段がありますのでそのつもりで出掛けてください。

■マイントピア別子
http://minetopia.com/isan/tounaru/mailbbs.php

チケットぴあ

●アクセスマップ
http://www.besshi.com/map.html

[googleMap name=”マイントピア別子”]愛媛県新居浜市立川町707-3[/googleMap]

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