【堅パン】歯の弱い方はおやめください

堅いお菓子と聞くと今までは「草加せんべい」ぐらいしか知りませんでした。でもこの商品はそれをも凌ぐ堅さだったんでビックリした、というよりも呆れてしまったというのが本当のところです。カタイという字も「固い」や「硬い」があるのに、名前には「堅い」が使われていて、いかにも、な感じが漂っています。袋の横の注意書きにはさらに恐ろしいことに、歯の弱い方はご注意ください、と書かれているではありませんか。

味は甘すぎもせずちょうどいいアンバイですが、堅さはというと、カタイにもほどがある堅さでした。家族で食べてみて一つ分かったことがあります。食べ方を見ていると、前歯でチョビチョビかじる派と臼歯でかじる派がいるんです。その中でも、湿らせてから食べていく派とそのままのものをゴリゴリと削り取るようにして食べていく派に別れていました。各自、利き手ならぬ「利き歯」があることが分かりました。

調べてみるとこのお菓子は北九州では昔からポピュラーな品なんだそうです。北九州八幡といえば鉄の町として有名ですよね。このお菓子はそこにあった八幡製鉄所で従業員のための食品として生まれたそうです。そんなところで生まれたお菓子だけに鉄にも似た堅さなんですね。