かつてのプラモデルは「いい加減」が好い加減だった

現代のプラモデル製品はその出来が素晴らしいですね。でも昭和の時代のプラモデルには相当いい加減なものもたくさんあったことを、若い人たちに知っておいてもらいたいんです。

今のプラモデル業界ではガンプラなどのアニメキャラをテーマにした物が大いに人気を集めています。もちろん自動車や飛行機、戦車などもありますが、それでも昔に比べるとその扱われているジャンルの数は少ないような気がします。

かつては、各会社が独自の製品を出していました。こう言えば聞こえはいいんですが、ある種ハチャメチャと言おうかデタラメな製品もいっぱいあったんです。SF映画に出てくるようなメカから、ゴムで泳ぐ金魚やイルカ、お金を置くと箱から不気味な手が出てきてそれを掴んで引きずり込む貯金箱、設計図通りに作ってもちっとも動かない怪獣やロボット、吸盤の吸着力がなくなるとバネの力で飛び上がるアニメキャラ達、水が入ってきてすぐに動かなくなるボートや沈んだままの潜水艦、数え上げるとキリがありません。

でも当時の子供は、そんなプラモが動こうが動くまいが、似ていようが似ていまいが、なんだかあまり気にしていませんでした。そりゃー、腹は立ったけども結局は笑い飛ばしておしまい、でした。そんなプラモたちですが、今でも一つ一つのことは鮮明に覚えています。それらは子供たちに確実に夢を与えてくれていたように思います。

まとめ

今から、また何か作ってみようかなと思っています。各プラモデル会社の方、もっと様々なジャンルの、遊び心を持った製品をぜひ出してもらいたいと思います。大人も子供も、もっとゆとりをもって物事に接する事が出来る時代が来るといいですね。

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