鯉釣りには何種類かの釣り方があるが、私は一本竿のウキ釣りにこだわっている。自分で使用する仕掛けの糸やハリスの上限を決め、その範囲内でいかに大物を釣るかというやり方にこだわっている。私なりの鯉釣りの楽しみ方である。
鯉釣りには、一本竿のウキ釣り、リール竿のウキ釣りやブッコミ釣りと呼ばれる釣り方がある。
鯉は淡水の王者とも呼ばれ、大きいものでは１メートルを超える。大型になると当然ながら重量も重くなる。
１メートルを超えると重量は１２キロ前後になるだろう。
世の太公望達は、この魚との戦いに勝つために、非常に大掛かりな道具を揃える。
もちろん、それはそれで鯉釣りの醍醐味の一つである。
しかし、私はこの鯉釣りを自分なりに楽しむために、自分自身に一定の条件を付けた。
鯉と一対一の勝負をするために、自分の使う道具に制限を設けたのである。
例えば、30cmの鯉を太い竿や糸で釣り上げることは難しい事では無い。しかし、私的には感動が無いのだ。
ところが、これを一本竿で細い糸で釣り上げるとなると、非常にスリリングである。
私はこれに目覚めてしまった。
元来、釣りとはそういうスリリングや感動を味わえるのが魅力であると思うのである。
そこで、使用する道具は、竿は一本竿、糸、ハリス等の太さの上限を決めた。
その範囲内で自分の技量で釣れる鯉を釣り、自分の記録を作ろうと考えた。
この方法で釣り始めてからというもの、鯉釣りが非常に楽しく感じられる。
自分の記録が更新できた時は、喜びもひとしおである。
まとめ
多くの釣り人は、自分の釣り方にこだわりを持っている。
少しでも大きいものを釣るにはどうすればいいか、少しでも多く数を釣るにはどうすればいいか。
それはそれで各人の自由な楽しみ方である。
恐らく釣りとて、ただ漫然と釣っていてはやがて楽しさが無くなってしまうような気がする。
こだわりを持って楽しむことが長く楽しむための一つかも知れない。