さて、「ドメイン名は何の役に立つのか?」ということなんですが、通常インターネット上でアクセスする際に、実際には数字の羅列により形成されている「IPアドレス」が使用されます。しかし、数字の羅列は覚えにくいため、解決策として「ドメイン名」が使用されることとなりました。
要するに数字の羅列じゃ使いづらいから、間にDNSという住所録的なものを挟んで文字列で使えるようにしたわけです。
インターネットユーザーにとって覚えやすく、また入力が簡単なドメインネームを持つことができれば、世界中の人々が簡単にあなたのホームページにアクセスできるようになります。「○○」で検索!という手法が出てきているとはいえ、ドメインネームを取って、簡単にURLが入力できるようになっているに越したことはないですよね。
ここからは以前の勤め先の受け売りですが、現実の世界で自分の住む家を探す時、環境や利便性など考慮して自分にあった物件を探すのと同じように、インターネット上のアドレスにもこだわりたいところです。
一般的にドメインの登録により
- ウェブサイトのアクセス数が上がる
- 企業の知名度が上がる
- 世界をターゲットに低予算でビジネス展開できる
- 新規顧客の開発
- イベント・キャンペーン・製品ごとのドメイン名を利用して宣伝効果アップ!
- オリジナルドメインを取得して、企業のブランディングが可能
などの効果が期待されています。
例えば、会社名を使用したドメイン名(例:http://www.axelworks.co.jp)を登録した場合、誰にとっても大変覚えやすい、シンプルで馴染みのあるドメイン名をアドレスとして使用することができるので、自社にとっても取引先の方にとっても便利なわけです。また、CO.JPドメインは1つの組織に対して1つしか取れないものですので、信用にも繋がります。
インターネットの世界にウェブサイトを持つということは、現実の世界における、店舗・会社を持つことと同じことです。お店・会社にたくさんの人に訪れてもらうためには、より良いロケーションに建物を構える必要があります。つまり、ドメイン名がシンプルである必要があります。
ドメインネームは世の中に2つと同じものが存在しないので、企業名、商品名、ブランド名等をオンライン上で表記する最も重要な手段です。つまり、現在インターネット上で国際的に保護されている、唯一の知的財産が「ドメインネーム」なわけです。だからこそ、登録商標と同様の認識・ケアが必要とも言えますね。