渓流釣りやバスフィッシングをしているアングラーの間でまことしやかに囁かれている「魚は大雨の後に支流に逃げ込む」という話は、なんとあながち外れてはいなかったようです。
北海道大学の研究グループが論文を発表
渓流釣りやバスフィッシング、主に河川をステージとして楽しむアングラー達の間では、川の流れと魚の居場所には関係があると考えるのは一般的ですが、これを裏付けるデータは取れていませんでした。
しかし、北海道大学の研究グループが発表した論文によれば、魚たちは河川が増水したタイミングに合わせて支流へと居場所を変え、そして流れが弱くなった後に再びもとの位置へと戻ることが分かりました。
これまではこの仮説は眉唾物で、流れの変化が納まるとすぐに戻ってしまうことから確認はされていませんでしたが、この研究によって釣りにも新たな科学的裏付けがなされることになりました。
狙ってみるのもアリ?
この裏付けがあるのなら、実際に魚達の移動を狙って釣りをしてみるのもアリかもしれません。
ただし増水している最中は流れも速く非常に危険ですので、細心の注意を払っておく必要がありそうです。
川の流れの速さに着目して釣りをするのも、釣果を向上させるための一因になりそうですので、頭の片隅に入れて釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか。