海釣りの始め方

初心者は、船で沖へ出なくても堤防から海釣りを楽しむ事ができます。
堤防からでも四季折々さまざま魚を釣ることができ、長く楽しめる趣味としておすすめです。

潮風を感じながらちょっと本気の釣りにチャレンジ

海釣りは、湖沼に比べて雄大な自然への挑戦を実感できるので、海に行きやすい方であればぜひチャレンジしていただきたいものです。
天気がよければリラックスでき、日々のストレス解消とリフレッシュ効果も期待できます。
釣りのために体力を作ると、健康促進に効果的であるのは言うまでもありません。寒い時期でも早朝から行うため、抵抗力もついてきます。
実際に海釣りを始めてから体が引き締まった、体力がついて風邪をひかなくなったなどという人もいます。
普段運動不足気味で体力低下が気になる方も、運動の一環として釣りを取り入れてみてはいかがでしょうか?

海釣り入門・狙いたい獲物

初心者の方は、始めは堤防から魚を狙う堤防釣りからトライするのが無難です。
獲物は沖に出る船釣りのほうが釣れますが、船を所有したり借りるのもお金がかかりますし、船上でのほうが難しいので釣りの経験値を積んでからが無難です。
初心者は、サビキ釣りから始めるとよいでしょう。コアジなどの小さい獲物が狙えます。
エビに似せたエサが針についている仕掛けを使い、釣り糸を垂らして獲物を待ちます。
次に、ウキ釣りもチャレンジしてみましょう。ウキ釣りでは撒き餌を使い、餌に近づいてきた魚を釣ります。
釣れる魚は季節によって違いますが、春にはチヌやクロダイ、メバル、夏にはアジやキス、ハゼなど、秋にはスズキといった具合で、四季を通じていろいろな魚を楽しめます。釣った魚を自分でさばいて食べれば、それだけ楽しみも増えます。
また、生きている魚を餌にする上級者テクニックを使うと、もっと大きな魚が釣れるようになります。

海釣りで注意すること

海釣りにもルールとマナー、注意点があります。これから海釣りを始める方は、ぜひしっかり覚えておくとよいでしょう。
まず、釣り場は譲り合って使いましょう。また、基本的に海は漁師さんの職場なので、漁船の近くで釣りをしたりするのはやめましょう。
場所によっては漁協により釣りを禁止されている所があるので、地元の釣具店などで釣りをしていい場所かどうか確かめましょう。
また、釣り場の環境は思ったほどよくないことがあるので、初心者ではまずトイレなどの設備が整った海釣り公園などから始めるのがおすすめです。
実際、釣り場には個々で暗黙のルールが存在し、かご釣りやウキ釣りなどそれぞれ場所が決まっているような堤防もあります。
これは実際その場に行かないとわからない事も多いので、近くの釣り人さんと積極的にコミュニケーションをとり、ローカルルールを知るようにしましょう。
堤防といっても、海は危険が伴います。風の強い日や荒天時には近づかない、体調が優れない日には無理をしないなど、安全面に十分配慮して実施してください。