日ハム〜読売〜ロッテに在籍されていた河野博文さんの引退後の活動が記事になっていました。
元プロ野球選手・河野博文さん(51) 無農薬タマネギ栽培で第二の人生 「事業拡大して引退選手の受け皿に」(以下抜粋)
北京原人に似ていると、「げんちゃん」の愛称で親しまれてきた。平成12年、プロ野球を引退。野球ひと筋から一転、第二の人生に無農薬のタマネギ栽培といった食の仕事を選んだ。「農業は大変だが、収穫したときは感動する」
農業を始めたのは、群馬県の独立リーグチームでコーチをしていた21年、妻の広子さんを乳がんで亡くした頃だった。元西武選手の駒崎幸一氏から「農業をやってみないか」と誘われ、現役時代、日々、料理などで健康管理に気を使ってくれた妻の思いを胸に「無農薬で安心安全な食品を作ろう」と決意した。
今年8月、前橋市内に食品加工会社を立ち上げた。社名は「げんちゃん」。栽培したタマネギを使った冷凍ギョーザなどのネット販売を始めた。具の75%がタマネギで甘みが強く、子供にも食べやすいと好評だ。
「今後さらに事業を拡大して、引退した選手の受け皿となれば」。白球をタマネギに持ち替え、新たな道を見据えている。
引退や志半ばで戦力外となり、第二の人生の選択に迷う選手も少なからずいるかと思います。
河野さんの「引退した選手の受け皿となれば」という言葉に、プロ野球だけでなく独立リーグでの経験もふまえ、プロ・アマ問わず野球を愛する者達への愛情を深く感じました。