釣りの道具の中で、最も値打ちがあるのが釣り竿やリールです。
釣りの最中、基本的にはこれらから手を離すことは少ないのですが、ふとした瞬間に川や海に落としてしまいそうになる場合があります。
仕掛けのチェンジと同時に…
海釣りの最中、餌や仕掛けを付け替えることはよくあります。
釣りは、時間帯によって狙える魚やその釣果も変化するため、状況に合わせて柔軟に対応する必要があるためです。
さて、いざ餌や仕掛けを取り変えようとした際、地面に置た釣り竿を誤って蹴って海に放り出してしまうという話はよく聞きます。
大切な釣り竿が海に落ちてしまった時、皆さんならどのような行動に出るでしょうか?
海は深くて危険です!
万が一、釣り竿を海に落としてしまった場合は、飛び込んで取りにいかないようにしてください。
ライフジャケットのような救命具を身に付けていればまだ安全ですが、それでも潮流に飲まれて溺れてしまうなど大変危険な場合もあるため、決しておすすめはできません。
当たり前ですが、海は深く、落とした釣り竿を追って安易に飛び込んでしまうのは非常に危険です。
海水浴場のように砂浜から沖に向かってじょじょに深くなっている場所は別ですが、釣りスポットとなる漁港周辺などは、護岸のすぐ側でも水深が3メートル以上あることはざらにあります。
干満の差やスポットによってもさまざまで、一概に全ての場所が深いと言いきれませんが、それでも2メートルから3メートル程度の深さはあるものと考えましょう。
泣き寝入りするしかない?
少々残酷ですが、もしも釣り竿を海や川に落とした場合、特に海では基本的には泣き寝入りするしかありません。
比べるまでもなく、釣り竿よりは命の方が大切です。
もう1本竿を用意している場合、そちらの釣り竿を使って、ライン(釣り糸)を落とした竿に絡まらせて無理矢理回収することもできるかもしれませんが、それも望み薄と言えます。
川で落とした場合は、海ほど深くなく、流れや地形によっては下流で引っかかるなどして救出できる可能性もそれなりにありますが、海と同様こちらも危険には変わりありません。
無理に水に入って行かずに、危険を侵さなくても回収できる場合のみ取り戻しましょう。
釣りを行うスポットの水深はあらかじめ計測するか知らべておき、もしもの時には安全に入れる深さかどうか確かめておくとよいでしょう。
大前提として、釣竿やその他のタックルを落としてしまわないように予め充分に注意しておくことが最優先なのです。