【美術】イギリスを拠点とする謎の覆面ストリート・アーティスト


イギリスを拠点とする謎の覆面ストリート・アーティスト

バンクシー(banksy, 生年月日未公表)は、イギリスのロンドンを中心に活動する覆面芸術家。社会風刺的グラフィティアート、ストリートアートを世界各地にゲリラ的に描くという手法を取る。Banksy本人は自分のプロフィールを隠そうとしており、本名をはじめとして不明な点が多い。2005年、自作を世界各国の有名美術館の人気のない部屋に無断で展示し、しばらくの間誰にも気づかれないまま展示され続けたことが話題となった。
街中の壁にステンシル(型紙)を使って反資本主義・反権力など政治色の強いグラフィティを残したり、メトロポリタン美術館や大英博物館などの館内に、自らの作品を無許可で展示するなどのパフォーマンスにより、一部の人々からは「芸術テロリスト」と呼ばれている。
2010年、バンクシーを追いかける男の映像をもとに、いつの間にかその男がバンクシーらによってグラフィティーアーティストにしたてあげられていく一風変わったドキュメンタリー映画『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』を監督し、同年度のアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされた。

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