PCに慣れていない世代に扱い方を教えるコツ

両親や年配の知り合いなど、PCに普段なれていない人に、PCの扱い方を教える際のコツです。

とにかくゆっくりと

操作する際は、いつも以上に慎重に、ゆっくりと行ってください。慣れたあなたのスピードに、慣れていない人の目はついていけない場合が多いのです。
例えば、アイコンをクリックする場合は、画面上のどこに押すべきアイコンがあるのか、相手がしっかり認識するまで待つことが重要です。
白黒反転して初めて強調されるデザインのものや、周囲の文字列と同じようなスタイルのバーなど、わかりにくいアイコンもあります。ふだん操作しているあなたは瞬時に見つけることができても、不慣れな人には時間が必要なのです。

基本に忠実に

右クリックやショートカットキーなどの便利な機能は、あえて使いません。裏ワザ的な操作は、混乱させるもとになるからです。
例えば、コピー&ペーストをする場合は、メニューバーの「編集」から「コピー」を選び、その後、またメニューバーの「編集」から「貼り付け」を選ぶ方法をとります。
メニューバーから項目を選んでクリックする。すると、次に行うことができる操作が一覧表示される。そして、その中から目的に該当するものを選ぶ。というように、順を追って操作します。
処理するスピードは明らかに落ちますが、一つ一つ納得してから進みたい場合に、適した方法といえるでしょう。

同じ操作は一貫して同じ方法をとる

例えば、Enterキーを押しても、「はい」をクリックしても、同様に次の画面へ進むシステムになっているとします。
この場合は、どちらかに決めて統一しましょう。今の画面はEnterキー、次の画面は「はい」をクリック、といった調子でブレないようにします。一本に絞ったほうが覚えやすいからです。

すべてを教えなくてもよい

「どこが間違ってたのか」「このやり方ではダメなの?」など、質問を受ける場合もあるでしょう。しかし、ここで詳しく解説を始めるのは危険です。
その解説への質問が続いて話が展開していき、今教えた内容から意識が離れてしまうことがあるからです。
大切なのは、「教えた操作を忘れずにいてもらう」ことに尽きます。なので、「よくわからないのですが、私はこの方法をとっています」と答えて話を終えるのが無難でしょう。

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